サウスパーク season21 e04感想 ”Franchise Prequel”
お久しぶりです。
長かったBlack weekも明け、ついに第4話”Franchise Prequel”が公開されました!
直訳すると、「フランチャイズ計画:前日譚」みたいな感じですかね。大方の予想通り、来週発売のゲーム”The Fractured But Whole”の販促エピソードでした。本編でクーン達を見るのはs14以来ですね!今回はゲーム版の新たな仲間であるジミー達も参戦して、よりにぎやかなクーン&フレンズを見ることができました。
視聴はこちらから。
ではあらすじ・要約の前に、FBWについて簡単に説明したいと思います。前作のSOTがとても面白かったので、今回も期待しています。日本語版は発売されませんが、皆さんもぜひ遊んでみてください!Steamで配信してます。
THe Fractured But Wholeとは
制作者が直接携わったサウスパーク大作ゲーム第2弾。
・タイトルは、繋げて読むとfractured butthole(破裂したケツの穴)に聞こえる。
・s13e02「The Coon」、及びs14の「Coon2:Hindsight」「Mysterion Rises」「Coon vs. Coon&Friends」を原作に、カートマン達のヒーローごっこを題材としたストーリー。
・映画化計画、シビル・ウォーなどがテーマで、早い話がマーベルやDCの露骨なパロディである。
・度重なる延期の末、ついに10月17日発売!
・上記EPを見ていない人だと、一部誰が誰なのか分かりづらいキャラがいると思います。一応書いておくと、Toolshed…スタン、Human kite…カイル、Mysterion…ケニー、Mosquito…クライドです。
冒頭は、早さがウリのスーパーヒーロー、ファストパスの紹介ムービー。
上手く歩けない代わりに、コメディがとても上手な能力を持って生まれてきました。ショーの合間に一瞬で悪党をやっつける強さを持っています。
生まれた時から「実にいいお客さんだ」を売り文句にしていた模様。
・・・というプレゼンが認められ、晴れてクーン&フレンズの仲間入りを果たしたファストパス。見てのとおり、面接官はs14の時のオリジナルメンバーですね。本編とゲーム間が補完されていていい感じです。クレイグとトゥイークもこの面接を受けたのかな。
ジミーは最近かなりお気に入りなキャラなので、ゲームでも出番がたくさんあるといいなあ。s14e07「Crippled Summer」がめちゃくちゃかっこよくて一気にファンになりました。サウスの障がい者にしては意外と畜生ですよね。閑話休題。
フランチャイズ計画を推し進めるクーン達。このメディア化計画は、マーベルのアベンジャーズプロジェクトのあれですね。3つのフェーズに分けていたり細かいです。実写映画はともかく、アニメとかゲームとかどうやって作るんですかね。
皆はただお金儲けがしたい一心で集まっているくさいです。しかし、一つ問題が。
なんと、クーン&フレンズが街中で悪事を働いているとのデマが、Facebookに拡散されているみたいです。タッパーウェアが女の子の口におしっこしたとか・・・。
その犯人は、プロフェッサー・カオスことバターズ。
バターズはいつもパソコンでおっぱいの画像を見ているらしいです。
バターズに辞めるよう直談判しにいくスタン達ですが、バターズ君ゾーンに入ってしまいやたら攻撃的です。自分は悪役、スーサイド・スクワットとか糞くらえ!だそうです。
ヒーロー達の悪行は親たちの耳にも届いていました。そんなやつらが自分の子どもと遊んでしまったらどうしよう!
これはFacebookのせいだという謎の結論が生まれ、Facebookでのふるまい方を教えてもらうために創設者のザッカーバーグを街に呼ぼうという事になりました。
バターズはサーキットコースの廃墟を占拠し、Chaos Spuadの拠点を作っていました。賛同者をネットで呼び寄せ、Chaos Squadの一員に加え、Facebookでの工作をやらせています。隊員一人ひとりにコスチュームを提供し、よく燃える記事を作った隊員を表彰するなど結構ホワイトっぽい。
一方サウスパークにザッカーバーグを呼び寄せることに成功した保護者達。しかしザッカーバーグは、「これが俺のスタイルなんだ」と主張し、Facebookがデマと悪行の蔓延する媒体になっていることをまったく気にしません。
Facebookを信じてしまい、クーン達のフォローを取りやめる子供も出てきました。意気消沈する仲間たちを、クーンが勇気づけます!・・・が、ハイディに話しかけられ気分が萎え萎え。
ハイディの割り込み「Hey, What's up!」はどうやら、s21のお約束ネタに昇華されたみたいです。変にシリアスになるより全然いいですけどね。
これが自分のスタイルなんだと称して、人の生活にずうずうしく介入してくるザッカーバーグ。住人の不満はたまる一方。
これは、ザッカーバーグがプエルトリコの被災地をVRの宣伝に利用したことへの批判っぽいです。ちょうど今日、本人がこれに対して謝罪してました。タイムリーですなー
被災地を利用したザッカーバーグに「心ない富豪」批判 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
クーン達はNetflixに自らの映画を売り込みますが、Facebookで悪名高いクーン&フレンズだと知られるや否や断られてしまいます。「あれはデマなんだ!」と主張しても、Facebookが嘘をつくはずがないと信じ切っています。
Chaos Squatのアジトに乗り込むクーン達。しかしプロフェッサー・カオスは、「このご時世、ネットでデマを流そうが違法にはならない」と主張。おまけに20ドルで護身用のザッカーバーグを雇っていました。これではFacebook側からの規制を望むことができません。
ザッカーバーグへのヘイトが高まり、奴を追い出してほしいと警察に人が詰めかけます。しかしイェーツ巡査は、「誰があいつを呼んだ?」と鋭い突っ込み。ザッカーバーグに強硬手段に出れないことを指摘します。
八方ふさがりのクーン達。どうすればよいのでしょうか。
警察が強く出れないのを利用して、街に再び侵入するザッカーバーグ。謎のカンフーアクションを繰り広げます。
と!そこにヒーローたちが現れて、ザッカーバーグをぼこぼこにし始めます!
結構ガチな感じでボコしててこわい。
子ども達とのお遊びだと思ったザッカーバーグ、自慢のカンフーアクションで蹴散らします。倒れてゆく子供たち。
そこにクーンが現れて、差別を受ける身分である黒人、障がい者、ユダヤ人の子たちが、自分の宿命に逆らえずザッカーバーグの前に倒れていったことを嘆きます。
前回と同じような展開ですね。
「これは真実じゃない!」と主張しても遅いです。だって、Facebookが嘘をつくはずがないんですから。
Facebookのシステムは崩壊。プロフェッサー・カオスの野望は崩れ去りました。
まだまだあきらめないプロフェッサー・カオスでしたが、クーン達が彼の最大の弱点を連れてきてしまいました。
そしてスティーブンに連れてこられた先は、モスクワ。
なぜロシアなのかというと、これですね。
ロシア「フェイク工場」が工作、フェイスブックへの1000万円広告の影響度
この手腕を参考にして工作工場を作ったバターズ。プーチン大統領と一緒にお説教を受け、果ては2人そろって外出禁止にされてしまいます。
気を取り直してフランチャイズ計画を再開!・・・ですが、何やら仲違いが始まります。誰が自分の映画を持てるのか、誰が最強のヒーローなのか、なんやかんやあって…
仲間割れしてしまいましたとさ。(ゲームに)続く。
最後2分程度の会議シーンは、2016年のE3で発表されたFBWのトレーラーとほぼ同内容です。なぜヒーローたちが、クーン&フレンズとフリーダム・パルズに分かれてしまったのかが描かれています。本編ゲームでもこの両陣営と行動することになる、すなわちSOTみたいな展開になることがアナウンスされています。
なんか足りないなーと思っていたのですが、ティミーがいない!どうしてアイアン・メイデンからプロフェッサー・ティモシーに変更になったのか、気になっていたので残念です。
あとミントベリークランチ君も出ませんでしたね・・・いやあ出ないだろうなあとは思っていたけど寂しい。
ゲームが楽しみで、トレーラーや先行情報を色々と追っている身からすれば、ゲームがますます楽しみになる内容でとても面白かったのですが・・・これ単体で見るとまあいつもの展開というか、割とありがちな話であまり出来が良かったとは言えないかな~といった印象です。ザッカーバーグはなんというか、久々に盛大にコケにされた有名人といった感じで結構楽しめましたが。ラストもゲームがないと意味不明ですからね・・・。
というわけで、皆さんもゲームを買って、このエピソードを目いっぱい楽しんでください!